徳毛 裕介
TOKUMO YUSUKE
技術力と可能性を信じて
FRPの新しい世界へ
後継者不足により衰退の一途をたどるFRP製造加工業界で今、最も勢いのある会社『徳毛レジン』。代表を務める徳毛裕介の経歴がなかなかおもしろい。本人いわく高校生の頃は〝とにかくクズ〞で、何をするにも無気力、やりたいことも夢もなかったそうだ。
高3で中退すると、ガソリンスタンドや居酒屋でアルバイト。働かずに遊んでいる時期もあった。20歳になり危機感を覚えた徳毛は、実家を出て寮のある広島市の会社へ就職。仕事は順調だったが、体調を崩し2年ほどで退職。
地元へ帰ると、24歳の時に高校時代から付き合っていた彼女と結婚する。彼女の実家が『徳毛レジン』、婿養子としての入社だった。
製造と営業を経験するが、会社が下降している時期だったこともあり悪戦苦闘の日々が続く。「売りたい一心で新規の会社に飛び込んで行ったが、全く相手にされなかった。ニーズがなかったんですね」。
そんな中、後に看板商品となるオーダーメイドの浴槽の相談が入る。うちには無い物を作る力がある、可能性もたくさんある。そう確信した徳毛は注文を受けることに。オーダー用のホームページを作り、東京の展示会に持って行った。
「8年かかり、やっとモデルができてきました。まだまだ途上だがブランド化していきたい」と語る徳毛。今でも忘れられないのは「世の中に無いから頼んだんです」というお客様からの言葉だ。仕事のチャンスはどこに転がっているかわからない。
My Favorite
私のお気に入り
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使用したオーダメイドの浴槽。施設に合わせて自由に設計可。
FRP一筋の職人が培ってきた経験と技術力で製品を加工。若いスタッフが多いのも魅力だ。
Profile
自己紹介
生年月日 1981年2月
血液型 O型
現在の住まい 広島県府中市
出身小学校 竹尋小学校
出身中学校 神辺東中学校
出身高等学校 府中東高等学校
ニックネーム とくちゃん
職業 FRP製造加工会社代表
勤務先 徳毛レジン
利用SNS Facebook ライン
座右の銘 為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり